ワンコは牛骨が大好き。骨の周りには牛スジや関節周りの腱など普段の食事では摂れない部位が含まれているし、骨をガジガジかじっているワンコの姿はとても幸せそう。

さらに、茹でたスープはフォン・ド・ヴォーに仕上げて人の食生活を豊かにすることもできる。

ただ、牛骨を与える際には注意も必要。ワンコに牛骨を与える良い点と注意点をまとめた。

牛骨を食べるラブラドール

牛骨の良い点:

  • 牛骨は安い(大きな固まりが200円とかで手に入る)
    – – – – –
  • 骨の周りに付いているスジや腱など普段の食事では摂れない部位(栄養素)が含まれている
    – – – – –
  • ワンコがガジガジかじる幸福感に浸ることができる
    – – – – –
  • ガジガジする過程が歯磨き(歯石取り)になる
    – – – – –
  • 茹で汁をスープやソースといった人の料理に使うことができる。

牛骨を与える際の注意点:

  • 怪我に注意:骨の角をガジガジする過程で唇などを怪我しないように
    •  対策:10分以下の間隔で骨を確認し、血がついて赤くなっている箇所がないかをチェックする。少しでも赤くなっていたら直ぐに取り上げる。
      – – – – –
  • 誤飲に注意:外れた欠片を誤飲しないように注意。5mm以下なら問題ないだろうが、例えば外れた2cmの欠片を誤飲しては大変。
    • 対策:与える前に、外れそうな部分がないかを良く確認。時折、骨を取り上げて外れそうな部分がないかをチェック。

愛犬飼育管理士(一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC))の講義では、壇上に立った獣医の先生が「牛骨に起因するう怪我で運び込まれるワンコが多いから、牛骨は与えないように」とおっしゃっていた。与えなければ問題は発生しないのはその通り。ただ牛骨をかじっているワンコは本当に幸せそうで、私には与えないという選択肢はない。ただ牛骨をかじっている間は常に目の届くところにワンコがいるようにしている。

牛骨の調理法

下処理(汚れ取り:目視検査で問題がなければこのプロセスは割愛可能)
大き目の鍋を用意し、骨が隠れる程度の水を入れて沸騰させる(骨は入れない)

沸騰したら牛骨を入れ30秒程度浸して汚れを取り、お湯を捨てる。

牛骨はそのまま鍋に残し、骨が十分に隠れる水を入れて火にかける。

沸騰したら最低30分は茹でて完成。